2009年10月17日(土)
フィジーへ出発!

日本聴覚障害者ラグビー連盟副会長の日野敦博と役員の小中一輝が、2011年開催のパシフィックデフラグビー大会開催案についての
国際会議出席のためにフィジーへ赴きました。


ニューギニア航空を利用し、パプアニューギニアとソロモン諸島を
経由します。


フィジーへは日本からの直行便はなくNZ、豪州、韓国、または
パプアニューギニアを経由しないと行けません。

17日(土)21時に出発し、翌日の18時(現地時間)到着の長旅です。

この日記は小中が書きました。

2009年10月18日(日)
フィジー到着

気候は9月頃の関東地方と変わりません。

ナンディ市はフィージーで3番目に大きい都市です。
国際空港があるために観光客向けの商売が盛んで、
物価も他の町よりはやや高めだそうです。


今回は2人とも自費で行きましたので、アメリカの会社が経営する
某リゾートホテルに泊まりました。

なぜかオーシャンビューの部屋を取ってしまいました。

ゆっくり休む暇もなく、明日は朝から早速会議です。

2009年10月19日(月)
国際デフラグビー機構

日野と小中は初めての会議出席です。どんな服を着ようか悩みましたが、前日にホテル近くの売店で買った「ブラシャツ」を着用。

フィジーの「こんにちわ」という意味で、
とにかくすれ違うと朝だろうが
深夜だろうが、みんな「ブラ!」と言います。

立派な会議室はないとは思っていましたが、
話し合いはプールサイドで行われました・・・。

こちらの主言語は英語。手話はイギリス手話です。
コミュニケーションは最初から不安だったのですが、
日野のアメリカ手話がある程度通じたことで、
豪州のメンバーとやりとりし、発言は辞書や翻訳ソフトを頼りに
なんとか頑張れました。


2011年8月にフィジーにてパシフィックデフラグビー大会開催は、
2002年の世界大会以来、NZ、豪州、フィジー共に非常に
待ち望んでいる大会で、みなさんやる気満々でした。

2009年10月20日(火)
フィジアンマジック(1)

今回のフィジー滞在目的は会議の他に、豪州のデフチームと
フィジーのデフチームの親善試合観戦がありました。

試合は7人制。当初は3日間かけて交流を深める予定が、
スポンサーの撤退のためグラウンド確保が難しくなり、
1日に集中開催して行われました。


両国ともに手話で国歌斉唱するなど、久々にデフラグビー観戦です。
試合形式はフィジーはA・Bの2チーム。豪州は1チームの計3チーム。

午前総当たり、午後総当たりの各チーム4試合ずつ行い、
合計勝ち点を争いました。

2009年10月20日(火)
フィジアンマジック(2)

「へい!イッキ!スパイク買ってこい!」

2週間ほど前に所属チームの試合で、
太ももの裏を肉離れしていたので、
今回のツアーに試合用意は持参しませんでした。


しかし豪州チームに怪我人が出て、交代要員が少なくなったから、
入れと言うわけです。


へらへら笑っていると、スパイクを貸してくれるというやつが現れて、
「こりゃやるしかない!」と着替えまで全て借りてしまいました。


デフラグビーにもフィジアンマジックは健在!

巧みなハンドリング・・・
予想外のパス、パスカットには驚かされました。

疲れたら「代われ!」と合図しろと言われていたのですが、
こんな楽しい機会はめったに経験できるはずもなく、
途中で入ると試合終了までグラウンドにしがみつきました。


おかげでなんとか1トライができ、2位だったものの、
フィジアンとの試合を心ゆくまでに楽しみました。

2009年10月21日(水)
2011年パシフィックデフラグビー大会開催へ

月曜日に続いて会議が行われ、2年後にフィジーで開催することに
合意しました。


各国ともに大きな国際大会がないとスポンサーも得られないし、
メンバーも減ってしまうという状況は日本と同様です。


午後はナンディタウンを散策。
観光客目当ての店がとても多い場所です。


上の写真はナンディを飛び回る野鳥。どこにでもいて、
ナンディの象徴にもなっています。


下は市場で見た、フィジアンにとってはとても大事な「カヴァ」の木。


カヴァは以前に都内でフィジアンの祭りに招待されて
飲んだ事があります。

2009年10月22日(木)
サザンクロスデフラグビーユニオン

今回フィジーに来た豪州のチームは、
豪州代表ではなく「サザンクロス」と呼ばれています。


2002年の世界大会のメンバーが中心で、
小中のことを覚えてくれる選手もいました。


私もイーデンパークでやったあの試合を忘れるはずもなく、
同じ10番で対戦したチュアンに会えたことは感動で、
彼も私のことを覚えていました。


この日は豪州人とボートチャーターして魚釣りやスノーケリングへ!
日野さんのフィジー旅行の1番の願いもかないました!

2009年10月23日(金)
フィジアンタイム

ものすごくのんびりしている印象です。
約束の会議の時間には余裕で遅れて来るし、謝りもしない。

試合時間は当たり前に変更するし、車の迎えの時間も忘れて、
すっぽかされたこともありました。


そういえばフィジアンは腕時計もしないし、町中には時計が
見当たりませんでした。

そんな彼らでも恐れ入るのか、最終日だけは時間どおりに
迎えに来てくれました。


ナンディ地区のフィジー人の酋長???
ナワカさんという人の村に招待されました。


村人が300人近くが集まり、デフラグビーのフィジー人、豪州人、
NZ人、そして我々2人は大歓迎を受けました。


例の「カヴァ」もひたすら飲み続けました。
こういう祭りではフィジー人は酒は飲みません。

ロボ料理も体験し、
我々のフィジーツアーはクライマックスを迎えました。


非常に濃密な1週間!ラグビーはなんてすばらしいのだろう!
万歳!!!

明日は7時の飛行機で5時にはホテルを出ないといけないのに、
パーティの後に部屋にもどったのは0時を過ぎていました。


翌日、飛行機は当たり前に2時間遅れ。

「やっぱりかぁ〜」と言いながら、
ゆったりとしたフィジアンタイムで締めくくりました。


2人は無事に帰国しています。